電気コネクタの基礎

「ケーブルの接続方法」


株式会社グローブ・テックです。

今回の配信では、「ケーブルの接続方法」について説明します。

 

【コネクタへのケーブル接続】

電気コネクタを使用するには、通電するためのケーブルを導体部に接続する必要があります。

接続の方法は大きく以下の4つがあります。

ねじ止め

圧着

はんだ

圧縮


【ねじ止め】

ねじ止めはシンプルなケーブル接続の方法の一つです。

丸端子などにケーブルを接続してコネクタの貫通穴にねじ止めするといったつなぎ方をします。

 



シンプルな構造の為、比較的安価に製造できる、繰り返し使える点などがメリットになる方式です。

接続部が大きくなってしまう、緩む可能性がある点がデメリットになります。

【はんだ】

繰り返しの使用が可能。安価で大量生産に向いています。

半面、大電流用の太いケーブルなどでは、熱がうまく伝わらず、はんだが付きにくいといったデメリットがあります。作業に熟練度が求められ、品質を揃えることが難しいです。

 

【圧着】

圧着スリーブにケーブルを挿し込み、工具により押しつぶすことで接続する方法です。

JISなどの規格に準拠して設計されることが多く、汎用的な工具を使用することができます。

半面、圧着によって形状が大きく変わる為、絶縁物などにコネクタを収める際にはあらかじめ圧着後の形状を想定して大き目に設計する必要があります。

圧着後は再利用できません。


【圧縮】

基本的な接続方法は圧着と同じですが、1方向ではなく複数方向から接続部を押しつぶすことで、コネクタの変形を小さくすることができ、コンパクトな設計が可能です。

特殊な工具が必要となる為、初期コストがかかることがございます。

圧縮後は再利用ができません。


【グローブ・テックの特注コネクタ】

グローブ・テックではお客様の要望や使用方法などをお伺いし、特注設計をいたします。

お客様に合わせた最適な接続方法を選択することができます。

電気接続でお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。



お問い合わせ

フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。

恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。